もう先々週の話になりますが、とてもおもしろい本を読みました。
『読みたいことを、書けばいい。/田中泰延 著』
魁太郎さん (id:sakigakenews)のツイート&プチ書評の記事を読んで本書の存在を知り、今の自分の気持ちに引っかかるものを感じたので、すぐさま取り寄せました。
くどいようですが、本当におもしろかった!
本書では、そのタイトルにもあるように“自分が読みたいものを書き、自分がおもしろがるための文章術”をテーマに書かれています。
「きっとお堅いハウツー本なんだろうな…」とタカをくくって読み始めたら、全然そんなことはなく、むしろ飾らない言葉で書かれた、ユーモア溢れる文章に思わず何度も吹いてしまうほどでした。著者と飲みにいったら絶対楽しいに違いない!w
ですがそんな“ユルさ”の中にもしっかりと文章術の心得は記されており、まさに“絶妙な緩急”をもって書かれた文章に、気がつけばすっかり夢中になって読み耽っておりました。
今回は書評の記事ではないので、これ以上の込み入った内容を知りたい方はぜひ本書を読んでご確認ください。
「そんなにヒマじゃない!」という方は、せめて魁太郎さんの書評記事を読んでいただくか、(書くかはわからないが)後日私が書評を書いた時にでも読んでいただきたいと思います。念のため、魁太郎さんの記事リンクを貼っておきますね。
私ががっつり文章を書く機会はこのブログでくらいしかないのですが、なにせ本書を読み終えた後、「“おもしろいブログ”を書くこと」について考えに耽っていたので、今回はその時の思考の整理も兼ねて、ちょっと色々書き出してみようと思います。
この記事は、
- 最近ブログを始めたばかりの人
- ブログを書くのが最近マンネリ気味の人
- 自分の書くブログの面白さがよくわからなくなってきた人
いわゆる“ブログ初心者〜中級者”の方々には、自分のブログを書くにあたって、多少なりとも参考になるかなーと勝手に思ってますw
それでは早速、話を進めていきます!
- “おもしろいブログを書く”ということ。
- “反応”を気にしすぎると、書くことがイヤになる。
- テクニックは、とりあえず二の次。
- “稼ぐブログ”となると、また話は変わってくる…?
- 【まとめ】:まずは自信を持って、書くことを楽しもう!
“おもしろいブログを書く”ということ。
冒頭でご紹介した本を読んだあと、“おもしろいブログ”てどうやったら書けるのかと自問自答していましたが、最終的に出た結論はこちら。
「まずはやっぱり自分がおもしろがること!」
私もこれまでいくつも記事を書きました*1が、「読者にウケそうな記事」を狙って書いてたら、結果的に「自分としてはイマイチおもしろくない記事」ができあがったという経験を結構しました。
この経験について自分なりに分析してみたら「自分が本当に言いたいこと・書きたいニュアンスで表現しきれていないのではないか。」それから「自分が書く記事に自信を持っていない。」という結論にいたったのです。
読者(第三者)を意識しすぎ、また自分の言葉に自信を持てていないことで、変に言葉を濁してしまったり、オブラートに包みすぎてしまって、自分としては“おもしろくない記事”になっていたのでしょう。
ようは「考えすぎ」というやつですねw
逆に「これはおもしろいぞ!」と思って書いている記事は、書いていて楽しいしスラスラ書けるように感じました。
結局私たちは読者が何をおもしろがっているかなんて、100%わからんわけです。
そりゃあ「魅せるブログの書き方テクニック」みたいなのは、今時探せばいくらでもありますよ。「ターゲットを想定した文章を書こう」とか「読者が気になる見出しを付けよう」とか。
でも本当にそれらを実行すれば、狙いどおりの読者にヒットするのかなんて保証はありません。誰も責任なんて取ってくれません。
「他の読者にヒットするかわからない、さらに現状で自分で満足のいく記事が書けてないのなら、せめて“最も身近な読者=自分”にとって確実にヒットするようなブログを、自信を持って書いたほうが楽しいんじゃないかな。」と、次第に考えるようになりました。
なので“おもしろいブログ”を書きたかったら、第三者の目線はとりあえず置いといて、まずは「自分がおもしろがれるブログを書こう!」と開き直ってとりかかるくらいのほうがちょうどいいのではないかと思います。
“反応”を気にしすぎると、書くことがイヤになる。
ブログをやっていると、ついつい気になってしまうのが“読者の反応”です。
閉鎖的なコミュニティで、さながら“日記”のように書いている人にとっては、さほどなのかもしれませんが、やはり大体のブロガーさんはPV数やブックマークされた数などは逐一気にされているのではないでしょうか。
そのこと自体は別に悪い事だとは思いません。
ただ、そのような“反応”を、自らのブログを書くモチベーションに直結してしまうのはいささか危険だと、私は思います。
PV数の増減やコメントなどでの反応の良し悪しでモチベーションが変わっていては、精神的にツラいです。
“イイ反応”ばかりならかまわないのですが、最初のうちは、中々ブログを読んでもらえず、1日のPV数が一桁台だったり、コメントすらもらえない“無反応”な状態が続く事はざらにあります。
それを真に受けてイチイチ落ち込んでいては、ブログを書くこと自体が次第に楽しくなくなってくるでしょう。
私がブログを始めた当初、どういう風にブログを書けばいいのかイマイチわからなかった時に、参考として、他のブロガーさんの記事を読んだ事があったのですが、「ブログを始めてから、最低でも半年はPV数を見ずに記事を書こう!」という言葉が書かれていたことを今でも覚えています。(どこで見たか覚えてないので、ソースがなくて申し訳ない!;)
期間を縛らずとも、読者の反応に一喜一憂することなく、常に自分が“書きたいこと・発信したいこと”をどんどん前面に押し出したほうが、よりおもしろいブログ作りができるのではないでしょうか。
テクニックは、とりあえず二の次。
先ほど“ブログのテクニック”について少々ディスるようなことを書きましたが、正直、テクニックはないよりあるに越したことはありませんw
むしろめっちゃ大事!超大事!!
みんな頑張ってマスターしましょう!!笑
それでも私が言いたいのは、“テクニックを重視しすぎると、時には自分の伝えたいこと・表現したいことが自分でわからなくなる”ということ。
特にブログを始めてまもない人や始めて日が浅い人が、最初から「起承転結」だの「客観的目線」だのを気にしていたら、「結局なにが言いたいんだっけ?」って状態に陥りかねません。
とにかく自分が言いたいことを書く。書き続ける。楽しむ。
文章の組み立てや読みやすさをグレードアップするのは、その後でいいんじゃないかと思います。
“稼ぐブログ”となると、また話は変わってくる…?
“おもしろいブログ作り”をテーマに、私が思うことをつらつらと書いてまいりましたが、私が思うに“稼げるブログ”というのはまた別のアプローチが必要になってくるのだと思います。
なぜなら「稼げるブログ=おもしろいブログ」とは限らないから。
私もブログで収益をあげたいという思いはあり、有名ブロガーのマナブさんやイケダハヤトさん、その他多くのブロガーさんのブログ・YouTubeを見て勉強させていただいてますが、それらを見て感じたのは「“稼げるブログ作り”は、相当な根気と労力がいる」ということ。
気になる方はぜひご自分でも勉強されるといいですが、傍目には作業的で結構ハードにみえます;
おそらく「稼げるブログ=おもしろいブログ」が成立するのは、まとまった収益が発生し始めてからだと思うので、それまではとても大変な努力が必要になることでしょう。
まぁその工程ですら“おもしろがれる”人なら、別に問題はないんでしょうけどねw
ともあれ、もし“稼げるブログ”を作りたいのなら、腹を括られた方がいいでしょう。
【まとめ】:まずは自信を持って、書くことを楽しもう!
今回は終始持論を並べたてた記事になりましたが、個人的にはおもしろがって書けましたw
私のようなペーペーブロガーが言うのもおこがましいですが、ブログ初心者〜中級者・最近ブログを書くのに疲れたという方は、今一度原点に立ち返って、「自分が書きたいこと」を思うがままに書いて、 どんどんおもしろがってみてください!^^
“おもしろいブログ”を書くために第一歩はそこにあると思います。
『読みたいことを、書けばいい。』の著者/田中泰延さん、素晴らしい著書を出版していただき、誠にありがとうございました!
そしてこの本を読むきっかけを与えてくださった魁太郎さん (id:sakigakenews)もありがとうございました!
お二方に謝辞の言葉を述べて、今回の記事を終えたいと思います。
*1:2019/08/13時点で公開している記事は一桁ですが、非公開中のものを合わせると延べ60以上の記事を書いている。