突然ですが、皆さんは普段“読書”をしていますか?w
「毎日忙しくて、本を読む時間がない。」
「文字ばっかりで読んでも面白くない。」
中にはこんな風に思っている方もいらっしゃることでしょう。
ちなみに 私は“毎日”読書をしています。
読書量は日によってまちまちですが、どんなに忙しくても必ず本を読むようにはしています。
それはずばり「読書をすることで得られるメリットが大きい」と感じているからです。
今回の記事は、日々私が感じている「読書のメリット」について、お話させていただこうと思います。
特に“普段本を読まない”という方は必見です!ぜひご一読ください^^
年々“本を読まない人”が増えている…
読書が好きな私からすればとても嘆かわしいことですが、「現代人が本を読まなくなってきている」というニュースもよく目にします。
少し古いデータにはなりますが、文化庁が毎年実施している『国語に関する世論調査』、平成25年度分に『読書量について』の調査結果が記載されていました。*1
引用:平成 25 年度「国語に関する世論調査」の結果の概要 より
「全国16歳以上の男女3,473人(うち有効回答数2,028人)」を対象に行われた調査とのことで、対象人数がやや少ないかなとは思いつつも、グラフの通り「読書をしない」と回答された方が年々増えていっていることがわかります。
ちなみに「読書量が減っている理由」についてはこのような結果が出ています。
引用:平成 25 年度「国語に関する世論調査」の結果の概要 より
「仕事や勉強が忙しくて読む時間がない」という回答が、全体の半分以上を占める結果となっていました。
今の社会をみていたら、なんとなく想像できる結果です。
また、私にとって意外だったのが「視力など健康上の理由」と回答されていた方が3割以上、しかもそれが2番目に多い理由として挙げられていたことでした。
「読書したくてもできない」という方が、世の中には結構いらっしゃるということでしょうか…そう考えると、いま不自由なく読書できている環境にいることが、とてもありがたいことのように思えてきます。
それから年数を重ねるごとに伸び代が高くなってくる理由として「情報機器で時間が取られる」が挙げられています。
スマートフォンの爆発的普及で、インターネットから情報を得ることがとても簡単になりました。私自身も普段からスマホを使用し、ニュースサイトやSNSを頻繁に見ているので、情報を手軽に入手できる事実はすでに体感しています。
なんだかんだ、やっぱりスマホは便利ですよw
このように、上記データを見ていると、読書量が減少している理由としては「現代人特有の時間の使い方が反映された結果」が顕著に表れているように思います。
やはり時代の流れには逆らえないのでしょうかね(@_@)
…いやでもね、それでも“読書”ってイイもんなんですよ!
今のところなんの説得力もないですがw
次はもう少しポジティブな話をしていきますね。
成功者は“本”を読んでいる。
“成功者”と呼ばれる人たちと“読書”とのつながりに関しては、しばしばニュースでも目にするトピックです。
ライフハッカー[日本版]の記事『読書習慣が成功の秘訣。著名な成功者8人が強調する「読書のパワー」』によると、マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツ氏は年間50冊、1週間に1冊のペースで本を読んでおり、Facebook創業者マーク・ザッカーバーグ氏は、2週間に1冊、本を読むと誓っているそうです。
ちなみにソフトバンクグループ創業者の孫 正義氏はかつて、約3年半という期間に4,000冊もの本を読んだ、との話もありますw
「これはさすがに真似できないなーw」と思ってしまいましたが、ともあれ、“読書”というものが成功者にとって大切なものであることは確かです。
しかし注意しなければならないのは、「“本を読むと必ず成功する”という考えをもつのは危険」だということです。
成功者は“本”を通じて成長し、自らの人生を豊かにしてきたのでしょうが、それは「本に書かれていることを自分なりに解釈してアウトプットしてきたから」だといえます。
単に本を読んだだけで成功できるのなら、苦労はしませんw
「本に書かれていることが、今の自分にどう役立つのか」を理解して行動できた人が真の成功者になれるのだと思います。
年収=読書量は比例する!?
数年前になりますが、PRESIDENTという雑誌が年収ランクと読書量の関連性に関するデータを発表していました。
ごく限られた対象者にアンケートした結果のようですが、それによると、年収500万円から800万円クラスの人は、一日当たり平均5~30分間の読書をしており、1500万円以上の人は毎日平均30分以上の読書をしているそうです。
また別の調査ですが、20歳から30歳代のビジネスマンは、年に平均3冊しか本を読みませんが、30歳代で年収が3000万円を超えている人の平均読書量は、1ヶ月で3冊だそうです。年平均3冊と比較すると、12倍の読書量となるわけです。
引用:エキサイトニュース より
この記事に見られるように、年収と読書量には関係性があり、高年収の人ほど本をたくさん読んでいるという調査結果が出ています。
優秀な人ほど、本を読むことで教養を身につけ、自らの仕事に活かしているということでしょう。
ただ「本を読まなくても、年収が高い」という方も中にはいらっしゃいます。
そういう方が共通して持っているのは、「並外れた行動力」と「ビジネス的嗅覚の鋭さ」です。
「これは稼げる!」と思った時にはもう行動に写っているし要領もいいという印象があります。
いい意味で「本を読んでいるヒマなんかない!」のでしょう。
みんながみんな、本を読んで高収入を得ているというわけではありませんが、高収入になるためは“読書”も一つの手段であるということは言えると思います。
“本を読むメリット”5選。
さてここからは、私が“毎日読書”を通じて、「ここが読書のいいところだ」と感じた点についてご紹介したいと思います。
本当は何個も挙げたいところなのですが、それだとキリがないので今回はメリットを5つに絞ってみました。
1.作者が人生で得た経験やノウハウを、短期間で知ることが出来る。
私が一番のメリットだと思っているポイントです。
一冊の本*2には、作者が自らの人生で得た思想や経験、ノウハウがギュッと凝縮されており、私たちは本を読むだけでその“結果”を知ることができます。
読む時間は人によってバラバラでしょうが、それでも比較的短期間で、作者の考えについて知ることができ、わざわざ作者と同じように「ゼロから考えるような経験する」必要はありません。
これってとても贅沢なことなのではないでしょうか。
2.知識量が増え、人生が豊かになる。
読書を重ねていくと、自ずと知識がついてきます。
自分が全く知らなかった情報を得ることができ、それをどんどん積み重ねていくことで教養が身についていきます。
例えば今まで会社で働くことが全てだと思っていた人が、『多動力 (NewsPicks Book) (幻冬舎文庫)』を読めば、「こんな生き方も出来るんだ!」と驚き、生き方を変えてみたいと思うようになるかもしれません。
悩みを抱えて辛い人が『正しく悩む技術: 「なんとなく……つらい」あなたを救うヒント』を読んだら、「悩みは無くすもんじゃないんだ!」と知り、心が軽くなるかもしれません。
本を読めば読むほど、情報をしれば知るほど、選択肢が増えて人生が豊かになっていきます。
ただここでも一つ注意点があります。
それは「本の内容を鵜呑みにはしない」ということです。
本を読み始めた頃だと、知らない情報がたくさん入ってくるので、本に書いていることがすべて正しいように思えるのですが、作者も完璧な人間ではありません。
時には「明らかにおかしい」と思うことも書いてあります。
読書の“真の目的”は、「本を読み終わった!」という事実が欲しいのではなく、「本に書かれている知識がどう役に立つのか」を考えて行動することだと思います。
読書を重ねればそのあたりの判断も身についてくると思うので、とにかく鵜呑みにだけはしないように気をつけましょう。
3.“考える力”が付いてくる。
前項で「本を数多く読めば、内容の良し悪しの判断もついてくる」と述べましたが、この力は読書の時だけでなく日常生活の中でも活きてきます。
知識を得ることで、いままで“常識”だと思ってきたことが、「実はおかしいんじゃないか?」という見え方をすることもあります。その逆も然りです。
“考える力”が見につけば、周りの意見に振り回されることなく、自分流の解決方法を見つけられることでしょう。
4.疑似体験が出来る。
これは想像力も関係してくることですが、本を読んでいると、まるでその出来事の当事者になったようなそんな気分になります。
これは主に小説を読んでいる時に感じるメリットかもしれませんね。
本来味わうことのできない物語や出来事を疑似体験出来るというのも、読書の魅力と言えると思います。
5.コスパ抜群!
自己啓発や実用書のジャンルでいうと、時折ビジネスセミナーや講演会をやっていることもありますが、参加費用が割と高いものが多く、わざわざ会場にいって話を聞かないといけません。
もちろん、「本人から直接話を聴ける」などのメリットもありますが、その点本は費用を安く抑えられ、何度でも読み返すことができます。
図書館で本を借りれば、そもそも費用もかかりませんしねw
さらに「自分の読みたい時にいつでも読める」という点も、本のいいところだと思います。
読書は、金銭的にも時間的にも非常にコストパフォーマンスが良いものだと思います。
さいごに。
「普段あまり本を読まない方」に向けて、読書の魅力をお伝えしようと書きましたが、かなり多めの字数になってしまいました…
「活字が苦手」という方にとっては、さらに本が嫌いになってしまう要因になってしまうんじゃないかと、今更ながら反省しております…
それでも、この記事を読んで少しでも読書に興味を持っていただける方が出てきたら嬉しいです。
みなさん一緒に読書を楽しみましょう!